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春の叙勲において中尾堯名誉教授が瑞宝中綬章を受章しました

2013/05/15

政策広報課

平成25年度春の叙勲において、中尾堯名誉教授が瑞宝中綬章を受章しました。

主な功績

(総評)中尾名誉教授は、日蓮宗を軸にすえた研究において、東国における日蓮宗の発展過程を跡づける研究を深めるとともに、仏教古文書学の観点から日蓮遺文や曼荼羅本尊などに関する研究を行い、制作意図や伝来過程などについて新たな知見を多く発表しています。
また、日本古文書学会の理事として常任委員長、編集委員長などを歴任し、会運営を担ってきました。会長に就任してからは、会の財政基盤確立に意を注ぐとともに、古文書学の啓蒙・発展に尽力しました。さらに、日本学術会議補欠会員、文部省学術審議会専門委員などに就任する一方で、文化庁関係では文化財保護審議会専門委員、文化財買取協議員などを務め、学術や文化財保護行政に貢献しました。また、各地の文化財保護行政にも積極的に関与し、千葉県では文化財保護審議会委員を務め、東京都杉並区、石川県羽咋市、千葉県多古町、山梨県身延町では主任調査委員などとして地域文化の振興に貢献しました。今回の受章は、こうした教育・研究活動の実績が評価されたものです。

功績概要

  1. 仏教系大学としての立正大学の特質を活かした日本中世仏教史および仏教古文書学の研究を推進した。とくに日蓮宗を軸にすえた研究では、東国における日蓮宗の発展過程を跡づける研究を深めるとともに、仏教古文書学の観点から日蓮遺文や曼荼羅本尊などに関する研究を行い、制作意図や伝来過程などについて新たな知見を多く発表している。
  2. 史料保存、文化財保護の面でも数々の貢献をしている。千葉県市川市に所在する日蓮ゆかりの法華経寺では、同寺に所蔵される国宝の「立正安国論」や「観心本尊抄」をはじめとする日蓮の真蹟遺文や歴代住職の典籍・古文書などの保存・管理や修復事業に力を注いだ。京都最初の日蓮宗寺院妙顕寺においては、同寺に伝わる鎌倉期から江戸期にかけての古文書の調査・整理を通して、「妙顕寺文書(千六百五十六通)」として一括国の重要文化財に指定される道筋をつけた。京都の日蓮宗寺院妙蓮寺では、幕末期に所在が不明となっていた「松尾社一切経」を発見し、国の重要文化財指定につながる一連の調査・研究を行った。京都の日蓮宗寺院頂妙寺においては、中世末から近世を通しての京都日蓮法華宗の動向が窺える重要な文書群を見いだし、この調査・研究から京都の都市史研究にも資する史料であることを確認した。「京都十六本山会合文書」と称される文書群で、京都府指定有形文化財となっている。
  3. 学会活動では、日本古文書学会の理事として常任委員長、編集委員長などを歴任し、会運営の中枢を担ってきた。また会長に就任してからは、会の財政基盤確立に意を注ぐとともに、古文書学の啓蒙・発展に尽力した。
  4. 社会的活動としては、日本学術会議補欠会員、文部省学術審議会専門委員などに就任する一方で、文化庁関係では文化財保護審議会専門委員、文化財買取協議員などを務め、学術や文化財保護行政に貢献した。また各地の文化財保護行政にも積極的に関与しており、千葉県では文化財保護審議会委員を務め、東京都杉並区、石川県羽咋市、千葉県多古町、山梨県身延町では主任調査委員などとして地域文化の振興に寄与してきた。

以 上

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