講義レポート

平成29年度くましん立正大学ジョイントカルチャー教室

「運を呼び込む」

立正大学経済学部教授 林 康史
開催日時:平成29年5月15日(月) 14時~16時
会  場:熊谷商工信用組合 本店ビル 6階大会議室
     埼玉県熊谷市本町2丁目57番地

今年度の第1回「くましん立正大学ジョイントカルチャー教室」は、経済学部教授の林康史先生に講演をお願いしました。「運を呼び込む」というテーマで、林先生ご自身が投資信託会社や銀行などで為替ディーラーやストラテジストとして仕事をされてきたことから、「運」について考えるようになった経緯が先生より紹介されました。
講演では「運」というもが存在するのか、運命や運とツキ、験(げん)担ぎの意味などについての解説から始まり、「運の分類(生命運、愛情運、仕事運、金運、名誉運)」とライフサイクルとの関係などを説明して頂きました。さらに運はどこから来るのか、人的ネットワーク(人脈)や運を呼び込みやすい性格や態度、場やタイミングなどについて解説、また運を呼び込むには、本人の熱き思い、愛嬌、情報公開、素直さなどの要素があり、過信やエゴで運は逃げることがあるとお話されました。

「先人の知恵による健康気象予報」

立正大学名誉教授 福岡 義隆
開催日時:平成29年10月19日(木) 14時~16時
会  場:熊谷商工信用組合 本店ビル 6階大会議室
     埼玉県熊谷市本町2丁目57番地

今年度の第2回「くましん立正大学ジョイントカルチャー教室」は、「先人の知恵による健康気象予報」というテーマで、元地球環境科学部教授で現在は名誉教授の福岡義隆先生に講演を頂きました。講演では、先人の知恵としての天気諺と健康や病気との関係などについて説明され、まず諺についての解説から始まり、関東地方における天気に関する諺(天気俚諺)の指標分類や気象現象(雷や季節風の発生状況など)、また、アンケート調査に基づく分布図や図表をもとに全国の天気と健康状態との関係性や、健康医療に関する天気俚諺の具体例など、諺を交えながら解説して頂きました。最後に、天気予報を実践できる諺の例や、健康諺と気象予報との関係についてお話しして頂きました。生憎の雨模様でしたが、天気と健康、諺という身近なテーマに、多くの参加者が熱心に受講されていました。

「昔の子供の遊びと社会ルール」

立正大学名誉教授 北原 進
開催日時:平成30年2月15日(木) 14時~16時
会  場:熊谷商工信用組合 本店ビル 6階大会議室
     埼玉県熊谷市本町2丁目57番地

平成28年度くましん立正大学ジョイントカルチャー教室

「中国経済のグローバル化—企業の海外進出を中心に」

立正大学経済学部教授 苑 志佳
開催日時:平成28年5月20日(金) 14時~16時
会  場:熊谷商工信用組合 本店ビル 6階大会議室
     埼玉県熊谷市本町2丁目57番地

平成28年度「くましん立正大学ジョイントカルチャー教室」は、経済学部の苑先生にご講演いただきました。
世界の工業品生産に占める中国のシェアや、世界進出にいたった経済的背景についてご説明いただいた後、中国の海外進出の特徴や、実際に海外進出している企業の実例をご紹介いただきました。
また、講義では中国企業と対比した日本企業についても言及があり、中国企業が既に警戒するべき競争相手となっていることや、既に中国企業が優位に立った業種や地域も少なくなく、今後日本企業が海外進出を行う上で課題も多いという内容で締めくくられました。
テレビや新聞でも中国経済については多く報道されていますが、報道だけでは分からない部分についても言及された講義に、受講者の方も熱心に耳を傾けている様子でした。

「江戸にみる循環型社会-省エネ・リサイクル・エコの街 江戸-」

立正大学名誉教授 大塚 昌利
開催日時:平成28年10月19日(水) 14時~16時
会  場:熊谷商工信用組合 本店ビル 6階大会議室
     埼玉県熊谷市本町2丁目57番地

今年度2回目の「くましん立正大学ジョイントカルチャー教室」は名誉教授の大塚先生に「江戸にみる循環型社会-省エネ・リサイクル・エコの街 江戸-」というテーマで講演をして頂きました。
当時、世界最大の人口を有していた江戸では、限られた量の物資や食料で社会を成り立たせるために、生活の様々な部分で工夫が施され、意識せずとも当たり前のように「もったいないの精神」、「リサイクル(循環)思想」が行き渡っていました。そんなエコの街ともいえる江戸に住む人々の様子を、「売る」、「買う」、「直す」、「拾う」、「貸す」など豊富な切り口から解説され、また、イメージしやすいようにイラストや画像を紹介して頂きました。
時代劇などで目にする機会の多い江戸の町人の生活風景ですが、漠然と持っていた認識と異なる実態を知ることができ、さらには、現代の日本人が失いつつある、「モノや人との繋がりを大事にする心」を考える時間にもなりました。

「昭和ノスタルジア考 昭和30年代はなぜ、憧憬の対象となるのか」

立正大学文学部准教授 浅岡 隆裕
開催日時:平成29年2月14日(火) 14時~16時
会  場:熊谷商工信用組合 本店ビル 6階大会議室
     埼玉県熊谷市本町2丁目57番地

「昭和レトロブーム」や「古きよき昭和の趣」という言葉に代表されるように、現代において、少し遡った時代である昭和、特に昭和30年代はノスタルジーの象徴として認知されています。それも、その当時を生きた人だけでなく、体験していない世代にも好意的な印象を持たれており、記憶ではなくイメージの中で昭和30年代という時代は価値を帯びているといえます。今年度最後のジョイントカルチャー教室では、何故、昭和30年代はそのような憧憬の対象となっているのかを、浅岡先生に説明頂きました。
現代では失われてしまった風景を意義あるものとして懐かしむ心理、メディアによる誇張されたメッセージ、閉塞感漂う現代との対極性など、複数の要因によって昭和30年代のイメージは形成されたことを体系的に紹介され、参加者も無意識的に感じていた懐かしみの理由が理解できたようです。また、このような懐古主義は日本だけでなく、他の国でも同様にみられる心理現象であることも教えて頂き、昔を美化して想う心は人類共通なのだと、興味深く耳を傾けていました。

平成27年度くましん立正大学ジョイントカルチャー教室

「明治維新と立憲政体構想」

立正大学文学部教授 奥田 晴樹
開催日時:平成27年5月27日(水) 14時~16時
会  場:熊谷商工信用組合 本店ビル 6階大会議室
     埼玉県熊谷市本町2丁目57番地

平成27年度「くましん立正大学ジョイントカルチャー教室」の第1回目は、文学部奥田教授に講義を担当して頂きました。今年で5年目を迎えた本教室も学習意欲溢れる熊谷市民の皆様にすっかり浸透し、当日には80名近い方が会場に集まり、盛況な中で講義が行われました。
奥田先生の講演は「明治維新と立憲政体構想」というタイトルのもと、明治維新という国政の大きな転換がなされた背景や中心となった人物について、多方面から紐解いていく非常に興味深いものでした。歴史ファンだけでなく、日本人の多くが関心を持つ幕末・明治の常識やイメージが見直されるような斬新な考察も紹介され、参加者も初めて聞く史実に熱心に耳を傾けていました。
立正大学では今年度も歴史や宗教、政治といった知的好奇芯を満たすような幅広いテーマの講義を展開してまいります。

「ユーモア仏教」

立正大学社会福祉学部教授 三友 量順
開催日時:平成27年10月28日(水) 14時~16時
会  場:熊谷商工信用組合 本店ビル 6階大会議室
     埼玉県熊谷市本町2丁目57番地

今年度第2回目の「くましん立正大学ジョイントカルチャー教室」は社会福祉学部教授の三友先生に講義を担当頂きました。今回も多くの受講生がされ、大教室はほぼ満員となりました。
「ユーモア仏教」というユニークな講義タイトルの通り、三友先生の講演は分かりやすく、時折笑いがこぼれる楽しいものでした。日本人なら多くの人が意識、無意識に関わらず持っている仏教精神を難解な教義ではなく、普段の生活に結び付けた説明を聞いたことで、より身近なものとして仏教を理解することができました。他にも仏教の普及に功績のあった人物や場所、出来事が紹介され、今まで知らなかった知識も学べる有意義な時間となりました。
宗教や哲学といった実態がイメージしにくい思想的な学問を平易な言葉と表現で教えてもらい、理解が深まった講義に、参加者も大変満足した様子でした。

「アメリカ大統領選と演説」

立正大学経済学部教授 小沢 奈美恵
開催日時:平成28年2月17日(水) 14時~16時
会  場:熊谷商工信用組合 本店ビル 6階大会議室
     埼玉県熊谷市本町2丁目57番地

今年度最後の講義は経済学部教授小沢先生にご担当頂きました。「アメリカ大統領選と演説」というテーマで、主にオバマ大統領が勝利を収めた2008年の選挙と年明けから予備選が始まり、日本にも熱狂が報じられている2016年の選挙についてアメリカの歴史や制度、社会情勢など様々な観点からの解説を聞くことができました。
アメリカには人種や男女による差別が公然と実存していた時代があり、オバマは先人が黒人差別と戦い、自由を勝ち取った歴史を自らの勝利演説に組み入れ、ヒラリーは撤退演説で女性の社会的地位や可能性が高まっている社会の変化に言及しています。どちらも多くの方に支持される演説ですが、アメリカ人の心に根ざす価値観や、それが生まれた背景を知ることで、演説の狙いについて、より理解を深めることができました。また、現在、熱戦が繰り広げられている予備選の各候補が主張する政策と現代のアメリカ社会が抱える諸問題を関連づけて説明して頂き、これからの展望についてより興味を持ってニュースを見聞きすることができそうです。

平成26年度くましん立正大学ジョイントカルチャー教室

「子どもと地域を犯罪からどう守るか」-地域安全マップで人づくり・絆づくり-

解説する小宮先生

立正大学文学部教授 小宮 信夫
開催日時:平成26年5月15日(木) 14時~16時
会  場:熊谷商工信用組合 本店ビル 6階大会議室
     埼玉県熊谷市本町2丁目57番地

平成26年度も三回の講義を予定している「くましん立正大学ジョイントカルチャー教室」ですが、第一回目は小宮先生による「犯罪機会論」と「犯罪抑止」についての講義が行われました。
日本ではなじみの薄い「犯罪学」ですが、あまり学問として発達がみられなかった理由として、家庭や学校、地域全体で幼少期から躾ける文化が根付いており、他者に対する関心も高かったために、結果として犯罪学を進展させる必要性が無いほどに安全が実現されていたことの説明がありました。しかし、最近ではこの図式が崩壊し、地域犯罪が質量ともに増加していることは周知の事実で、数少ない専門家である先生の講義に、どの参加者も熱心に耳を傾けていらっしゃいました。
講義内容は論理的、具体的に犯罪が発生しやすい場所や状況の特徴について、物理的側面や心的側面からアプローチし、逆説的に犯罪を未然に察知して、防止する手段を解説して頂きました。聴講者や家族の生活に密接に関連し、直ぐにでも活かせる知識の提供は本学が目的とする地域貢献の一つのあり方であり、今後も積極的に展開してまいります。

「マネーの心理学・投資の心理学」

立正大学経済学部教授 林 康史
開催日時:平成26年10月28日(火) 14時~16時
会  場:熊谷商工信用組合 本店ビル 6階大会議室
     埼玉県熊谷市本町2丁目57番地

「くましん立正大学ジョイントカルチャー」での二回目の講義は経済学部林先生に行って頂きました。
テーマは「マネーの心理学・投資の心理学」。難解な理論や数式の上で成立していると思われがちな投資の世界を、個人や集団の「心の動き」に主眼を置いて、資産運用とは縁が無い方でもイメージしやすい参加型の講義となりました。
心理テストのような小問題を聴講者全員で考えながら、合間に林先生のユーモアを含んだ解説を聞き、経済や金融といった敷居が高い主題を終始和やかな雰囲気で理解することができました。

「あなたも気象予報士」-花粉症と気象-

立正大学名誉教授 福岡 義隆
開催日時:平成27年2月17日(火) 14時~16時
会  場:熊谷商工信用組合 本店ビル 6階大会議室
     埼玉県熊谷市本町2丁目57番地

今年度のくましんジョイントカルチャー最後の講義は、立正大学名誉教授の福岡義隆先生に担当して頂きました。テーマは「先人の知恵による健康気象予報」。普段はニュースや新聞などで一方的に情報を得るだけの気象予報ですが、実感できる身体の変化との関連性を知ることで、自分自身で天気について予測することができるという日常生活に密接に関わる話を展開されました。
特に、現代のように科学が進歩し、文明が発達する以前には物理ではなく生活の中で気象の変化の法則性を見出されてきました。それを口伝するための一つの手段として諺(ことわざ)があり、各地域毎に天候を予知する内容のものが残されています。講義では、いくつかの作品を紹介し、根拠となる事由を学問的に解説。最後に「気象予報」に対する日本以外の先進国の取り組みなどに触れ、初めて聞く内容も多かったのか、参加者も熱心に耳を傾けていました。

平成25年度くましん立正大学ジョイントカルチャー教室

「会津の心」-山本八重と西郷頼母-

真剣に耳を傾ける参加者

立正大学名誉教授 清水 多吉
開催日時:平成25年5月17日(金) 14時~16時
会  場:熊谷商工信用組合 本店ビル 6階大会議室
     埼玉県熊谷市本町2丁目57番地

会津藩や西郷家について語る

 平成25年度くましん立正大学ジョイントカルチャー教室を開催するにあたり、熊谷商工信用組合との打合せの席で、清水多吉先生に是非にも会津の話をしてただきたいとの要望があり、先生の快諾により今回の講義が実現いたしました。
「会津の心」-山本八重と西郷頼母-というテーマでしたが、前半は、江戸幕府の崩壊後の新政府の行動に始まり、二人(山本八重と西郷頼母)の話にとどまらず男女問わず数多くの人物像を交えながら会津城が落城に至るまでの経緯を事細かに説明されました。会津藩の内部事情や藩主松平容保の生い立ちなどにふれ、会津人の心が受講生の皆様にも伝わったかと思います。後半は、会津藩士たちのそれぞれの戦後、西郷頼母と西郷家の戦後、語り継がれる西郷家と話は進んていきました。最後は、西郷頼母の養子となった西郷四郎についても語られ、講義が終了いたしました。

南極の自然と地球環境観測

立正大学地球環境科学部教授 川野 良信
開催日時:平成25年9月13日(金) 14時~16時
会  場:熊谷商工信用組合 本店ビル 6階大会議室
     埼玉県熊谷市本町2丁目57番地

宮澤賢治の法華経信仰

会場風景

仏教学部教授 北川 前肇
開催日時:平成26年2月20日(木) 14時~16時
会  場:熊谷商工信用組合 本店ビル 6階大会議室
     埼玉県熊谷市本町2丁目57番地

参考資料を紹介する北川先生

時季を変えて計三回の講義が開催された平成25年度くましん立正大学ジョイントカルチャーも本講義が最後となりました。
締め括りをご担当されたのは、立正大学仏教学部教授の北川前肇先生、講義テーマは「宮沢賢治の法華経信仰」です。「注文の多い料理店」や「銀河鉄道の夜」などの作品で有名な宮沢賢治が北川先生のご専門である法華経と、どのように係わり、影響を受けたのかについて、宮沢賢治の生涯を眺め、特に法華経と関連する幾つかの出来事に関して丁寧に詳説されました。宮沢賢治が高等農林学校在籍時に地質調査のために熊谷を訪れたことやその際に詠んだ詩の紹介もあり、受講生も大変興味深く耳を傾けていました。最後に誰もが知っている「雨ニモマケズ」手帳の全節を受講生全員で読唄し、盛況の中、終演となりました。

お問い合わせ

熊谷商工信用組合 本部 総務部
048-522-0811
埼玉県熊谷市本町2丁目57番地