連携フォーラム実施報告

第8回熊谷市産学官連携まちづくりフォーラムを開催しました

平成26年3月22日、立正大学熊谷キャンパスにて「第8回熊谷市産学官連携まちづくりフォーラム」を開催しました。立正大学と熊谷市、熊谷商工会議所、くまがや市商工会は平成19年より「産学官連携に関する基本協定書」を締結しており、本フォーラムは「産学官協働によるまちづくりの推進」という協定の意思に基づき、毎年実施されているものです。

冒頭、熊谷市の富岡市長、熊谷商工会議所の藤間会頭よりご挨拶があり、人口減少や少子高齢化、都市部との経済格差、地元商店街の衰退といった、決して明るいとは言えない地方行政及び地方経済を取巻く厳しい現状を説明頂き、そのような情勢の中でも、活力ある地域づくりを実現するために、今まさに自治体や地場企業が一丸となって各種取組みを推進していることに触れ、より成果を高めるために、産学官が一層機能的に連携することの必要性に言及されました。

続いて、研究推進・地域連携センター長 藤岡経済学部教授より「大学と地域をつなぐコンシェルジェ~立正大学地域連携センターの3つのしかけ~」というテーマにて基調講演を頂戴しました。
近年、「教育」と「研究」という従来果たしてきた使命に加え、第3の役割として「保有する知財を地域や社会に還元し、発展に寄与すること」が大学に求められている背景から、立正大学では「研究推進・地域連携センター」を平成23年4月に設立、高度な学術資産と地域とを結ぶコンシェルジェの働きを担っていることを概説されました。その後、熊谷キャンパス、品川キャンパスにおいて展開されている産学官連携、地域連携事業の例を個別具体的に取り上げ、本学の実績をご紹介頂きました。

最後に、地球環境科学部片柳教授及び片柳ゼミの学生一同より事例(「聖天山を核とした観光まちづくりについて」)報告が行われました。
片柳ゼミでは2012年度より、熊谷市妻沼地区を対象に「持続可能な地域社会の形成」という観点でのまちづくり調査活動を継続しています。実地調査を繰り返し、当該地区が有する地域資源(名所旧跡や特色ある店舗など)を一覧化、一目で所在地や情景が分かる「地域資源マップ」の作成を行い、一方で、景観や快適性の向上、活性化に繋がる改善策についても学生より提言がありました。地元の商工会員の方達とも連携した取組みは、教育・研究活動を通じて地域貢献を果たす好例として、来場者の皆様も、配布された「町歩きマップ」を眺めながら興味深く聴講していました。