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先生に聞いてみた(第03回:地球環境科学部 貝沼恵美教授)
2020/07/31
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# 研究
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# 地球環境科学部
加速する多国籍化
フィリピン地域の研究から考える発展と共生
どうしてフィリピンを研究しているの?
大学を卒業後、アジア、アフリカ、中南米などの開発途上国の方々とかかわる仕事をしていましたが、その時に出会ったフィリピン出身の人々との交流を通じてフィリピンという国に興味をもったのが始まりです。その後、初めて訪れたマニラで多くの刺激を受け、この国についてもっと知りたいと思うようになり、大学院への進学を決めました。多言語国家であることによる共存や異文化理解のあり方、また生物多様性にも富むこの国から修得すべきことは実に多く、今でも日々この国から学ばせていただいています。
ズバリ、フィリピンってどんな国?
かつてスペインの植民地下に330年ほどあり、その結果、キリスト教徒が人口に占める割合が高く、他者に対する愛情や思いやりを持っている人が多い国です。7,000以上の島から成る国で、80近い言語が話されています。公用語のひとつに英語があり、英語教育にも力を入れています。そのためアジア諸国で英語の留学先としてフィリピンを選ぶ人も増えていますが、フィリピンまでの距離や、明るい国民性によるところも大きいと考えられています。海外就労を国策として推奨していることもあり海外との交流が多く、自分と異なる背景や価値観を受け入れる能力も高い人々が多いです。
国内でフィリピンをはじめとするアジア圏の外国人が年々増えている気がします。どうして?
アジアの中で、日本はいち早く経済成長を遂げた国とされています。国土面積が小さく、天然資源に恵まれているわけでもない我が国がそれをなしえた背景として、勤勉さ、時間の正確性に加え、与えられた環境の中で創意工夫を重ねる国民性によるところも大きいと考えられています。そのような日本の素晴らしい点を修得し、自国の発展へのヒントを得たいと考える人々が来日するわけですが、なかには日本人との婚姻関係を通じて永住する人も少なくありません。これからますます増えていくであろう外国人の方々との共生にむけた課題解決の必要性は、以前にも増して高まっています。
貝沼 恵美 教授
地球環境科学部 地理学科
筑波大学大学院を卒業。2012年より本学地球環境科学部の講師を務め、フィリピンをはじめとするアジア諸国で、経済成長の過程で生じる国内の地域格差の変化に注目している。開発途上国の中でいち早く地方分権化政策をとりいれたフィリピンの事例は、ほかの国にも応用できる部分が多く、経済成長と公正をともに実現するための研究に取り組んでいる。
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