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立正人(第01回:三遊亭鳳笑さん)

2020/05/01

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五代目圓楽一門会 真打ち

 伊藤さんは、三遊亭鳳楽さんを師匠にもつ落語家です。2019年12月に真打ちへの昇進が決まり、4月1日~15日にかけて真打ち昇進披露興行が行われました。真打ちとは、落語家としての階級を示すもので、真打ちの落語家に弟子入り後、見習いから始まり、長年の経験と実績を重ねて真打ちに昇進となります。


様々な経験を経て落語家へ
 伊藤さんは経営学部を卒業後、1年間のイギリス留学を経て、文学部に再入学をした異色の経歴を持っています。伊藤さんは当時の事について「経営学部に在籍していた時は、自分の好きなことを好きなようにやっていましたが、将来に対して明確な目標がなく二の足を踏んでいました。そんな中、親が英語の先生だったこともあり、漠然と海外留学を決めました。」と語り、文学部に入学した経緯について伺うと、「実は経営学部に在籍していた時から、駅前で買った落語のCDを聴いていました。初めての一人暮らしで寂しかったというのもありますが、その時聴いていた江戸弁が心地よく、常識にとらわれないおかしな話がとても好きで、留学中も聴いていました。その時ですね。もう一度大学に入って自分が好きな文学を学びたいと思いました。」と、当時を語りました。

14年間の下積みを経て、真打に昇進
 文学部に入学した伊藤さんは、今まで以上に勉強を重ねたそうです。その後、三遊亭鳳楽さんに弟子入りし、4年半の前座、9年半の二ツ目を経験しました。「落語は非常に上下関係が厳しい世界です。前座のころは、厳しさのあまり落語を辞めようと考えたときもありました。」と語る伊藤さんに、続けた理由を伺うと、笑顔で「落語が本当に好きでした。厳しさよりも、落語に魅了されていた自分がいたので、辞めなかったのではなく、諦められなかったのだと思います。」と語りました。
背伸びしてでも様々なものに触れてみよう!

 最後に学生へ向けて「20歳前後は、感性が形成される時期です。私は好奇心から大学時代に絵画や音楽など、様々なものに触れて感性を養いました。学生のみなさんが感性を養い、楽しみの幅を広げれば、時に私のように職業となる場合もありますよ。」とメッセージを送り、「もし落語に興味があれば、私の寄席をぜひ一度観にきてください!」とご自身の売り込みも欠かさない伊藤さん。今後の活躍に期待です。


三遊亭 鳳笑(さんゆうてい ほうしょう)さん ※本名:伊藤 哲 さん
職業 落語家
2000年 経営学部経営学科 卒業

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