HOME > 生涯学習・公開講座 > 過去の公開講座 > 大学主催 > 女性を応援する立正大学のケアロジーカレッジ

自分らしく、美しく生きるために 女性を応援する立正大学のケアロジーカレッジ 2010年10月16日(土)立正大学・大崎キャンパス 11号館1171教室
きれいが輝くセルフスキンケア

※本稿は、講座内容をダイジェストしたものです。

【講師】
髙橋理砂さん(『乙女美肌室』著者 立正大学OG)
【プロフィール】

ビューティーセラピスト。立正大学文学部史学科卒業。多彩な知識と技術により多くの信頼を集め、サロン「乙女美肌室」にて独自の理論に基づくトリートメントを行うとともに、雑誌、講演などでも活躍の場を広げている。現在、予約が非常に取りにくいサロンとして知られる。著書に『乙女美肌室』(河出書房新社)。

スキンケアで大切なこと

乙女美肌室では清潔感を第一に考えています。「清潔感=健やか」と捉えている、イタリア伯爵夫人の言葉を冒頭で引用しましたが、肌に関しても、清潔な、健やかなことは一番大切と考えます。
 今回はモデルさんに実演していただいて、乙女美肌室流のスキンケアをお目にかけます。やり方、手の運びがよくおわかりになると思います。どうぞたくさんメモを取ってください。
 まず落とすことですが、夜のクレンジングと朝の洗顔は意味合いが違います。夜はその日の汚れを落とすことが第一義。汚れを翌日に持ち越さず、寝ている間に肌に活動してもらいます。朝の洗顔は、その日一日快適にきれいにすごすための下準備。メイクのもちも、日中の肌の快適性も違ってきます。
 そして、落とすこと、すすぐことにあたって、どなたにもお心に留めていただきたいのは、肌を、顔を、ひっぱったり、圧を加えたりしない、ということ。
 落とす、すすぐの動作では、うっかりするとこすり落とそうとしてしまいがちです。また、きっちり汚れをオフするところまで徹底しきらないことも、往々にしてあります。しかしそれでは肌の管理ができていないということになってしまいます。落とせないメイクはしない、という心積もりでおいでになるとよろしいと思います。
 水分保湿の目的は、水分を角質層に含ませること、肌の快適性を維持すること。乙女美肌室ではコットンを使わず手を使います。化粧水は手をキュッと丸めたくぼみに1杯取り、触れるように肌に吸わせてください。叩いたり、こすったり、ギュッと押しつけたりしなくても、触れるだけで手の温度で入ります。前面だけでなく、側面や骨の下も顔の範囲。首はもちろん、デコルテや背中を出す洋服を着る方なら、洋服から出ている範囲までは顔と同じように扱ってください。
 化粧水は1回では足りないかもしれません。目安は皮膚温が下がってもっちり、ぷるんとした感触になるまで。肌は水分が入ると白さが増して皮膚温が下がります。これは水分が蒸発することで発生する気化熱によるもの。反対に体温が勝っている時は気化熱が発生していないので、まだ水分が必要。ひやっとするまでは繰り返します。頬などは早くにひんやりするかもしれませんが、顔のパーツ全てが同じような手触りになるまで細かく触れながら仕上げます。
 実は化粧水までのお手入れで肌にはかなりハリが出ます。とろみがあるものだとハリは出にくいので、できれば水っぽいテクスチャーのほうがいいですね。
 続いて油分保湿です。クリームの伸び具合にもよりますが、思ったより少量で大丈夫。軽く手に行き渡る分量を、これまでと同じように触れるだけ。一通りつけ終わったら感触を確認します。
 手の甲で触れてみると、もっちり、ぷるんとした感触が分かりやすいと思います。もし部分的な劣化が気になり、どうしても特別なものを使いたい方は美容液などを用いますが、そうでなければ、目尻、目頭の細かい所まできちんと保湿すればなんとかなるものです。物に頼るよりも、まずはベーシックなことをしっかりと行いましょう。その方が安上がりですよね。
 夜のお手入れはここまでですが、朝はこの上に日焼け止めを塗ります。お急ぎの方はクリームと混ぜても構いませんが、急がないなら日焼け止めだけで層にします。この時も手に伸ばして薄い層をくっつけるイメージで。押しつけません。いちばん焼けやすい骨格の高いところには特にしっかりつけます。
 大事なことは、肌の活動を邪魔しないようにスキンケアすること。肌をひっぱるなどして、自ら老けたり劣化を早めたりしないこと。自己演出については、素材を覆い隠さないこと。そばかすもシミも、その人の歴史。歳を取るほど若さでカバーできない分、顔つきに中身が出ると言われますが、お母様やご親戚など、いろいろな方をご覧になってよくお分かりだと思います。その人らしい顔つきを隠してしまうのは、もったいないと思いませんか?

続きを読む

▲このページのトップへ