5 神宮奏上

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版画 聖語 翻刻

【 解 説 】 日蓮聖人は京都・比叡山・南都で学問を修めた結果、法華経が唯一絶対の教えであることを見いだし、故郷で開宗の宣言をすることを決意しました。この場面は、帰郷の途中に伊勢神宮へ詣で、「われ日本の柱とならん。われ日本の眼目とならん。われ日本の大船とならん」と立教開宗の三大誓願を天照大神に奏上したところが描かれています。この後、妙見菩薩が日蓮聖人の眼前に姿を現し、法華経守護を誓ったという伝説が残されています。