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これまでの展示(熊谷図書館)

これまでの展示情報

<明治の築地 ~幻の築地ホテル館>

図書館では、地理学の大家であった田中啓爾(たなか けいじ)先生が生涯を通じて蒐集された江戸時代から昭和にかけての地図・和装本等の資料を所蔵しています。今回はそのコレクションの中から、昨年市場が豊洲に移転し話題となった築地に関連する資料として、幕末に開業した日本初の和洋折衷様式のホテル「築地ホテル館」や外国人の居住区であった「築地居留地」を描いた錦絵を中心に展示しました 。また、江戸時代の地域別地図である「江戸切絵図」の内、築地近辺を描いた地図に現在のランドマークを重ねたパネルを用い、当時と現在の位置関係について説明しました。 来場者の方々は、錦絵だけでなく現在の築地との対比にも関心を持たれ、想定外の質問がいくつも飛び出すなど、大変熱心にご覧頂けました。 <主な展示資料>

  • 東京築地ホテル舘
  • 東都築地ホテル舘之圖
  • 東京府築地鉄砲州居留地中絵圖
  • 東京築地保弖留舘繁榮之圖
  • 築地八町堀日本橋南繪圖
  • 横浜土産
  • 和装本
  • 日時2018年12月16日(日)10:00~16:00
    場所北本市文化センター

    <江戸時代の街道と旅~田中啓爾文庫より~>

    立正大学熊谷図書館では、地理学の大家であった田中啓爾(たなかけいじ)先生が生涯を通じて蒐集された江戸時代から昭和にかけての地図・和装本等の資料を所蔵しています。今回は、開催地北本市と本学のある熊谷市が共に江戸時代より五街道の一つ中山道の街道であることから、所蔵資料より五街道に関する展示を中心に行いました。その中で、「富士見十三州輿地全圖よちぜんず 」や「五海道中細見記」といった道中図には、街道と各宿場名のほかに現代にも残る地名が細かに記されており、来場者が自身の 地元を探すなど熱心にご覧になっていました。また、本学が地域の資料として蒐集した中山道の宿場等の様子を描いた風景画の浮世絵「木曽街道六拾九次」は、現在は土手沿いの細道ながら当時は中山道だった熊谷の荒川付近の風景写真と見比べてもらったり、また浮世絵の解説としてやはり本学の名誉教授であり浮世絵の世界的研究者であった故山口桂三郎先生の文を添え、興味を持たれました。
    他にも江戸時代の長崎出島を描いた所蔵品の「 長崎和蘭陀 おらんだ 屋舗圖」の絵葉書や手作りのしおりなど持ち帰りのグッズも好評でした。

    日時2016年12月18日(日)10:00~16:00
    場所北本市文化センター

    <ブリンクリー文庫~知られざる明示のジャパノロジスト~>

    フランシス・ブリンクリー(1841-1912)はアイルランド生まれのイギリス人で、慶応3年(1867)、26歳のときに来日し、以後帰国することなく日本で暮らしました。砲術や数学の教師、『語学独案内』や三省堂『和英大辞典』の編著、英字紙「ジャパン・メイル」の発行など、様々な才能で日本の近代化に大きく貢献しました。また、写真入り豪華本『ジャパン』をはじめ、日本の歴史や文化、美術を海外へ紹介する著書も多いのですが、翻訳されていないこともあり、あまり知られていません。“知られざる明治のジャパノロジスト”です。
    フランシス・ブリンクリーの家族は、妻の安子と2男2女で、後に本学文学部英文学科教授となる次男のジャック・ブリンクリー(1887-1964)が遺した蔵書が「ブリンクリー文庫」です。今回はその中から、父であるフランシス・ブリンクリーの著書を中心に展示しました。
     展示では、壁面に貼った相関図が好評で、親交のあった伊藤博文、勝海舟、河鍋暁斎、ジョサイア・コンドルなど、明治時代の著名人とからめて、フランシス・ブリンクリーの業績や人となりを紹介しました。

    日時2014年12月14日(日)10:00~16:00
    場所桶川市民ホール・さいたま文学館
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