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本学FD活動のチャレンジ

ここ数年で、本学のFD活動は着実な変革を遂げました。本学の教職員は教育の質保証の確保のためのチャレンジを続け、多くの成果を上げてきました。生み出したFD活動の成果をキーワードで追ってみると、Webシラバス、授業改善アンケート、GPA、キャップ制度、FD NEWS LETTERの発行、FDポスターの掲示、新任教員や専任・非常勤教員を対象としたFD研修会の開催そして学部開催のピアレビューといったものが即座に浮かんできます。

しかし本学のFD活動の優れている点は、単に種々のFDのための手法や方法を導入しただけではなく、導入時点の手法や方法の不断の改善に取り組み、深化させてきたことです。この点は、とくに高く評価できると思います。

例えば、授業改善アンケートでは、そのアンケート項目の不断の見直しを続けたほか、その結果分析についても様々な工夫を凝らしてきました。学生の総合満足度に影響する授業の方法に関する項目のランキングを出し、先生方が総合満足度を上げるために必要な具体的・効果的な方法を明示しました。また、先生ごとに前回の結果と今回の結果を比較し、改善結果を数値とグラフで表示することで、先生方の授業への取り組みの効果を検証できるようにもしました。Webシラバスについても、冊子のシラバスをWeb化しただけの当初のフォーマットを大幅に改善し、現在考えられる最高レベルのものを使用するようにしました。教育の質保証、成果達成を重視したシラバスのフォーマットは、達成目標や授業外学修の指示さらには成績評価基準を明記するようになっています。FD NEWS LETTERも、年1回の発行を3回に増やしコンテンツの充実を図っています。

今後もこれまでの着実なFD活動を継続しなければなりませんが、24年度からは新たに学習ポートフォリオやルーブリックへの取り組みも始めます。ルーブリックは、伝統的な知識・理解の評価を行う試験では対応できない、思考・判断、態度、スキルなどのパフォーマンスの客観的な評価を可能にする評価軸・評価基準で、ポートフォリオの評価にも利用されます。またルーブリックをシラバスの成績評価基準と連動させるようなことも可能です。学習ポートフォリオやルーブリックの普及と定着化を図ることで、本学の教育の質保証をより一層確かなものにしたいと思います。

さらに、社会人3年目を迎える本学卒業生に対するアンケートを実施します。本学の教育や学生サービス等の改善に利用するため、アンケートでは在学時代の授業、課外活動等に対する満足度や本学で学んだ知識・経験等の実社会での有効性について調べる予定です。

本学のFD活動は地道ではありますが、今後もその不断の点検・改善に取り組みながら、新たな分野にも果敢にチャレンジし続けたいと考えます。

FD担当副学長 吉岡 茂

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