本学建学の精神にもとづき、本研究科は、持続可能でより豊かな和平社会を築くための一個の重心・芯となるべき人材として、社会福祉学分野、教育福祉学分野双方における「モラリスト×エキスパート」を養成することをめざしています。
 現代社会の特色は、グローバリゼーション、不安定性、不確実性などのキーワードで語られています。私たちの生活やライフコースも変化の渦中にあり、これまでの工業社会のいわば前提であった安定的「労働環境」、相互扶助の基盤となってきた「地域社会」、第1の福祉機能とも言われてきた「近代家族」、「ジェンダー役割」や「大人と子ども」等々の社会的区分は「不安定」で「不確実」もしくは「パラダイム転換」を迫られつつあります。西欧社会モデルで縁取られた近代の価値を体現して誕生した社会福祉(ソーシャルワーク)は、今や単なる一つ領域から「社会福祉学」を構成するに至りました。
それにつれ、社会福祉は旧来の「身寄りなし+窮乏+労働から除外」という3要素が複合した「特殊で例外的な人々」だけを対象にしていた時代から、対象(もしくはニーズ)は今や大きく変容・拡大し、より一般化・複雑化しました。専門領域に必要とされる知識・技術も高度化とインターディスプリナリー化が加速しています。
 本研究科はこれからの社会福祉の高等専門教育の一翼を担い、日本社会はもとより、「グローバル・コスモポリタン」社会に向けて、幅広い専門的研究・教育・実践にコミットできるトップリーダー養成を目指しています。


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