専攻紹介

仏教学専攻

本専攻は日蓮聖人の教学ならびに日蓮教団の歴史を専攻する宗学コースと、インド・チベット・中国・日本の仏教に関する語学・思想・歴史、および仏教文化(特に美術)を専攻する仏教学コースとの2コースに分けられています。
ただし専攻としては1つですから、院生は自分の研究に関連するどの講義・演習を受講することも自由です。

本専攻の歴史は古く、本学仏教学部(宗学科・仏教学科)卒業生をはじめ、他大学の出身者にも広く研究の門戸を開放し多くの研究者を育成し社会に送り出してきました。今後も、仏教学・仏教文化研究の進歩発展に寄与すべく、より優れた研究者の育成をめざしていきます。


英米文学専攻

本専攻は、昭和40年に設置されて以来、修士課程では広い視野に立って、深い学識を教授し、さらに英語圏の文学・語学の研究能力、および専門性を要する職業などに必要な高度の能力を養うことを目的としています。
そしてこの目的達成のために、古英語の時代から現代に至る文学・語学と古典文学(ギリシャ・ローマ文学)を視野において、英文学・米文学・英語学の各専攻領域にわたり幅広い科目を設け、授業の充実を図っています。

博士後期課程では、英米文学・英語学専攻における研究者として自立した研究活動を行ない、さらに専門的職業に従事するのに必要な高度な研究能力、およびその基礎となる豊かな学識を養い、とりわけ研究者の創造性を育成することを目的としています。
このような目的を達成するために院生の研究内容に応じて指導教授を定め、きめ細かい懇切丁寧な指導を行っています。


社会学専攻

本専攻は社会学理論を基礎として、激動する社会の構造・機能および当面する課題を正確に把握し、その方向を見極めうる人材を養成することを目的にしています。
目指すところは、もとより研究者の養成であり、すでに多数の大学などに教員を送り出していますが、また民間研究所などで研究職として活躍するものや、国家公務員・地方公務員あるいは民間企業で社会学の専門的知識を生かして実務に専念する修了者も多くいます。

社会学の基礎理論をはじめ、グローバルな視点に立って社会事象を分析・理解し、明確な判断力を身につけるため、修士課程で社会調査の科目を設け、調査の方法論とデータ分析の技術の習得を可能にし、社会学理論の習得と現実の社会分析の能力を開発することに重点を置いています。


史学専攻

史学専攻は日本史、東洋史、西洋史、考古学の4コースに分かれており、各コースにおいて専門的研究を深めるとともに、史学専攻の共通の課題として総合的な歴史認識の方法や見方を学びます。

修士課程においては、歴史研究の意義と問題の所在を明らかにし、豊かな学識と基礎的な研究能力を身につけられるように指導しています。
博士後期課程は、それぞれの分野において自立した研究者として十分に認められる水準の論文を完成できるような指導体制を用意しています。


国文学専攻

我々は今、混沌として先の見えない時代に置かれています。地球規模の諸問題が現われ、この国際社会が、従来の枠組みを越えて大きな変化を進行させている今日、日本を含むアジアもその例外であり得ず激しい変革過程にあります。
アジア諸国は国際的な均一化を促してゆく力を示しています。これはあたかも固有の文化が消されてゆくかの如き状態も生みつつあります。
しかし、外形的変化の時代は必ず内省化を伴います。固有の文化への正確な見通しがつよく求められます。我々はこうした状況に立っているので、自文化のみならず、近隣諸言語の文化伝統への眼をより一層養う必要があります。

日本文学研究の今後は時代の思潮をたしかに受け止める高度な知的継承者によって担われます。その養成の場として最高の研究教育機関である大学院を機能させたいと考えます。この実現は教員・学生の互いの全人格的学問研鑽の努力を基礎としています。


哲学専攻

膨大な情報と多様な価値観が錯綜する現代という時代状況にあって、哲学専攻は、学生諸君の多様な問題意識に応え、諸君が、現代の哲学研究のより高い水準でその間題意識を発展させ、独自の研究領域を拓き、速やかに修士論文、博士論文を書き上げられるよう研究指導をすることを基本的な方針としています。

この方針を実現するため、多彩な講義や演習を開設し、博士課程も単位制を採り、広く、深く教育・研究が可能となるような指導体制を用意しています。


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