社会学科
教員インタビュー

社会学を学んでよかった。
そう思える4年間の学びをサポートします

社会学科
片桐雅隆 教授

「4年間、社会学を学んで楽しかった。調べたり、考えたり、人と話したりすることを楽しんだと心から思える経験を積んでほしい。その手伝いをするのが私の教育方針なんです」と話す、片桐雅隆先生。自分にとって、また社会にとっての問題をさまざまな角度から考える社会学科での学びについて聞きました。

「なぜ」という感情が学びの起点。
すべての人が幸せに生きる社会実現をめざす学問

ー 立正大学の社会学科で学べることを教えてください。

社会学は、私たちの「日常性」に目を向け、そこに潜むさまざまな問題を、いろいろな角度から解明し、すべての人がより良く生きることのできる社会の実現のために問い続けていく学問です。
社会学を学ぶためには、自分自身の生活や社会について、疑問をもったり、批判をしたり、言いかえれば「なぜ」という問いかけの感情をもつことが必要になります。

このような社会学的なものの見方を修得するために、1年次には授業をとおして社会学的思考の土台を作り、2年次から演習や実習の基礎科目をとおして身近な問題を社会学的に考える姿勢を育てていきます。
さらに、3年次には理論研究の場である「社会学専門演習(ゼミナール)」で自分の関心領域に対する専門性と感性を養い、実証研究の場である「社会調査実習」では学外での実習をとおして調査の手法や調査結果の検証の方法を学び、得られた知見を正確に他者に伝えることを実践していきます。通常の旅行や観光の「感想」や「印象」とは異なる、科学的な論証を体験的に学ぶことができます。

地域でのボランティア活動やフィールドワークで
見えてくる地域のあり方や役割

ー 社会学科で取り組んでいる、コミュニティー・サービスラーニングと社会調査実習について教えてください。

コミュニティー・サービスラーニングでは、地域でのボランティア活動として地域社会で行われている事業に学生が参加し、課題解決の取り組みを体験しています。
品川キャンパスのある東京都品川区の商店会の人といろいろなお祭りを企画したり、主に小学校の児童保育で実際に児童の遊びや学習指導をしたりして、地域のあり方を学んでいます。

社会調査実習は、いろいろな地域に行って、フィールドワークをとおして情報を集めるものです。例えば、長野にある棚田を調査対象にしたゼミもあります。実際にその場に行って、自分たちも田んぼで農作業をしたり、農家のみなさんと話したりして、地域のなかでの棚田の役割を調べています。

自分の身近にある問題を解決するため
「なぜ」「どうして」が大切な学び

ー 片桐先生から見た、社会学の楽しさについて教えてください

自分で見つけた身のまわりの問題について、なぜ起こるのか、どうやったら解決できるのかという「問い」から、自分で答えを見つけていくのが社会学の大きな特徴だと思います。

私が受け持っている「社会心理学」の授業では、自己論といって、自分っていったい何なのだろうという心理学や哲学にも関連したテーマについて学びます。
自分って本当はどういう人間なんだろうと疑問に思ったり、自分のまわりの人たちのことで悩みを抱えていたりする学生にとって、社会学科でも心理学と同じようなテーマを学べることは喜ばれますし、人気もあります。

社会学というと難しく考えてしまうかもしれませんが、自分の身近なところにある問題を解決していくための学びなんです。

社会学科での出会い、そして学んだことを
広く社会へ還元してほしい

ー それでは、社会学科の学生に4年間の学生生活で期待することを聞かせてください。

自分で問題を見つけ、それを社会学の知識に基づいて説明し、解決する能力を身につけてほしいと思っています。そのためには自分ひとりで考えるだけでなく、いろいろな人とディスカッションし、異なる考えや意見を受け止めてさらに考えることも必要です。

社会学においては、何が正当な見方なのか、どのような研究の方法が正しいのか決まっているわけではありません。ですから、自分自身の社会の見方や手法を築き上げていくことが必要です。そのために、講義で知識を獲得するだけでなく、演習科目で資料を調べたり、人とディスカッションしたり、実習科目でフィールドワークを行う機会を活用してください。
そのうえで、社会学科で学んだことを広く社会に還元してくれることを期待しています。

また、在学中に知り合えた学内外の人たちは、みなさんにとっての財産です。積極的な社会とのかかわりは、人生を豊かにする土台となっていきます。大学の学びを4年間で終わることと考えずに、その先のことを心にとめながら学びを進めていってほしいと思います。

自分が生きている社会とは、そこに住む自分とはいったい何なのか。
社会や自分自身へ問いかける探検を、一緒に始めましょう

 

ー 最後に、受験生のみなさんへメッセージをお願いします。

自分が生きている社会は、いまどうなっているのだろうか、あるいはそのなかに住む自分とはいったい何なのだろうかと、社会や自分を巡る問いを自分自身で考えることが社会学の出発点です。
そのような問いに答えられるさまざまな講義や演習、実習を社会学科では用意しています。演習では、文献の講読やディスカッションをとおして、それらの問いを深め、社会調査実習やコミュニティー・サービスラーニングでは、自分の肌で社会を感じることができます。また、社会や人間を描いたさまざまな映像のアーカイブを利用する施設も充実しています。
これらの機会を利用して、社会や自分自身に問いかける探検を始めましょう。


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