経済学科
教員インタビュー

経済を見て、未来の暮らしを守る。
豊かな人生設計に必要なスキルを学べます

経済学科
小野﨑保 教授

森で育つ一本一本の木が企業や組織なら、それらが集まった森を空から広く見て森全体の状況を判断する「鳥の目」を身につけるのが経済学を学ぶことだと話す、小野﨑保先生。鳥の目で森を見るために必要な知識とスキルについて、立正大学経済学部でどのように学ぶことができるのか聞きました。

学生それぞれの目的に合わせたコースで、 実践力を身につける

ー 立正大学の経済学部の特徴を教えてください。

経済学部では、1年次に経済学の基礎を学び、2年次からは少人数制のゼミナールで演習を行うほか、講義科目のなかでも主要な専門科目においては、じっくりと授業に取り組めるようにクラス制にしています。

また、2018年春よりスタートする経済学コース、国際コース、金融コースの3コース制では、それぞれの分野の基礎知識と実践力を身につけることができます。

経済学コースは、幅広い経済学の世界を網羅したカリキュラムが特徴です。国際コースは、高い英語力を駆使しながら国際的なビジネスシーンで活躍できる人材の育成を目標としています。金融コースは、金融機関や一般企業における金融・財務のエキスパートとして、地域経済を活性化させていく人材を育成します。

学生の声をヒントにしたカリキュラムで
現場の人とふれあい、理解を深める

ー 経済学部で行っているアクティブラーニングについて聞かせてください。

「鳥の目」をもって経済全体を学ぶことももちろんですが、経済学部では「経済フィールドワーク」という実践的な科目も提供しています。これは、「座学だけではなく外に出て学びたい」という学生の声から生まれた科目で、実際に経済の現場へ出かけて調査し、それぞれの調査先で、地域の人たちとの関わりや仕事内容について学びます。
担当の教員によって訪問先はさまざまですが、北海道の家具メーカーを訪れて家具の製造現場を視察したり、1.3キロの長さに約400軒の店舗が並ぶ東京の戸越銀座商店街でさまざまな調査を行っています。

ー 日本経済新聞社とのコラボ授業もあるそうですね。

日本経済新聞社の編集委員を講師に迎えて、日経新聞からピックアップした記事の内容について、新聞記者の視点に基づく実態の説明と経済学部教員による理論的解説によって深く理解する「日経で学ぶ実践的な経済学」という授業があります。 通常の授業でも新聞の経済記事を教材として使うことはありますが、この授業では取材現場の臨場感や新聞記者の取材テクニックなども聞かせてもらえるので、学生はもちろん私たち教員も毎回楽しみにしています。

企業が求める力を見きわめ、
就職活動でも役立つスキルを学べる講座

ー 就職活動にも役立つ、社会人としての基礎力を磨くための講座はどんな内容なのですか。

「ビジネススキル養成講座」では、中堅社員の研修会を手がけているコンサルタント会社の講師陣を迎えて、ビジネスの場で実践的に役立つスキルを大学生向けにアレンジして指導します。
ロジカルシンキングで自分の考えを論理的に整理し相手に伝える力を養い、課題解決やプレゼンテーションのためのテクニックを磨くなど、企業が求めるビジネスパーソンとしての即戦力を身につけます。
この授業で学んだことは就職活動でもいかせますし、社会人になってからもリーダーシップを発揮するために必ず役立つ経験とスキルになります。

知的ロマンが冒険心をくすぐる
経済学の魅力

ー 小野﨑先生が考える、経済学の魅力とはなんでしょうか。

経済学というのは、間口がとても広く、しかも奥行きが深い学問です。一国の経済を理解することは、社会のなかに張りめぐらされている経済取引ネットワークのしくみを理解することにつながります。さらに、地球上には経済のしくみが異なるさまざまな国が存在し、国境をこえた経済取引のネットワークも形成されています。経済学の「鳥の目」を身につければ、このように普段は見ることのできない地球全体の空間的なつながりを見わたすことができます。
また、経済学のなかには、経済の歴史を学ぶ科目もあり、経済社会が過去から現在へとどう歩んできたか、今後どうなっていくかを見とおすことができます。いろいろな国の経済の歴史を学ぶことで、経験できるはずもない時代へと歴史的な時間の旅をすることもできます。
経済学は、知的なロマンと冒険心を満足させてくれる魅力的な学問だと思います。

自分に何ができるかを考える力が
期待される人間へと成長するカギ

ー それでは、経済学部の学生のみなさんに期待することについて、聞かせてください。

大学生活を通じて学問する喜びを体験してもらいたいことはもちろんですが、人間的にも大きく育ってほしいと思っています。どのような状況に置かれても、自分がいまその場で主体的に何ができるかを考えて行動する力はとても大切です。就職してからも上司から指示されないと何もできない人は、期待されなくなってしまうと思うんです。
自分にいま何ができるかを常に考えれば、どういう立ち居振る舞いが必要かが分かって、積極的に動けるようになりますし、まわりから期待される人間になれますから。これは、職場だけでなく、家庭や友だちの輪の中でも同じだと思います。

経済のしくみと自分との関わり方を知って
人生という大海原を航海していきましょう

ー 最後に、受験生のみなさんへメッセージをお願いします

経済学は、私たちが日々生活を営んでいる経済が、どのようなしくみになっていて、どのように機能するか。あるいは、どのようなときに機能しなくなるかを研究する学問です。経済は社会のあり方の根幹に関わるので、経済問題をどう解決していくかによって、将来の社会のあり方が左右されます。ですから、経済学というのは「私たちがどこからやってきて、どこへ向かおうとしているのか」について考える学問だと言えます。

経済のしくみと自分との関わり方を知らないということは、海図なしで人生という大海原を航海するようなもの。自分自身をよりよく知って、豊かな人生設計を考えるためにこそ、経済学を学ぶ意義があるのです。 このようなロマンと冒険心のあふれる経済学を、立正大学経済学部で私たちと一緒に学びましょう。


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