在学生・卒業生に聞いてみよう

卒業生からのメッセージ

仏教の“人間学的”な側面が仕事や生活での指針に

◆西川チェーン 株式会社TOKYO FUTON COMPANY
 販売員 中山 理子

 実家がお寺なので仏教を身近に感じて育ちましたが、宗学科で日蓮宗の宗旨を本格的に掘り下げて学ぶことで、知識と理解を確かなものにできたと実感しています。
 「日蓮遺文研究」ではご遺文に沿って、日蓮聖人の情熱的なまでの仏教観や人生観、世界観を追究し、周囲の方々の支えや、祖先から続く積み重ねの上にある自分自身の存在、どのように生きるかなど、人間学的な側面から多くの気づきを得ました。卒業論文でもご遺文を研究し、北川先生からは「自分勝手な解釈をせず、素直に読み解き徹底して論ずる大切さ」をご教授いただきました。
 このような学びは、仕事に向き合う時の大きな指針になっています。特に、自分の価値観にとらわれず、相手の価値観を理解し受容する考え方は、お客様の声に耳を傾ける機会が多い販売の仕事に日々生きています。

実習で学んだこと
 「法要実習」では、実際に行われるのと同じように法要を行いました。実習に参加する学生全員で取り組んだ準備や“声明”の練習では、心を一つにして調和することの大切さを実感できました。一つのことを成し遂げるために、仲間とともに思いを込めて行う。このことをいつも心がけて仕事や日常生活にも取り組んでいきたいと思っています。

西川チェーン 株式会社TOKYO FUTON COMPANY 販売員 中山 理子

教員と語る 学生・教員対談

研修旅行で得られる新鮮な気づき

  • 歴史を刻んできた場所に感性を刺激されました

    ◆仏教学部 宗学科
     山梨県立甲府東高等学校出身

  • 人は人をとおして成長していきます

    ◆原 愼定 教授
     主な担当科目/法華経概論・立正安国論講義

研修旅行で得られる新鮮な気づき

経験による学びは心に残り将来に生きる

先生 「国内仏教文化研修」は、日本の文化を深く知る、文化遺産に直接触れることができるという特徴があります。宗学科では日蓮聖人の生き方を学ぶことを主な目的としているため、今年は由来の深い佐渡への研修を行いました。

学生 さまざまな日蓮宗の寺院を訪ね、日蓮聖人の御直筆の書を観たり、住職とともにお経を読み、とても貴重な体験になりました。また、住職のお話から、いま自分に足りないもの、将来の自分に必要なことを自覚することができました。

先生 宗学科の学生は社会に出てからも、人に何かを伝えたり、感動を与えたりする仕事に就く人が多いと思います。そのために、自らが体験し、感動することは大切です。目で見てその場を体験して覚えたことは忘れませんから、きっと将来に生かされるはずです。

学生 はい、まさにそう実感しました。大学での座学でも十分な学びはありますが、実際に日蓮聖人が歩いた道をたどったり、生活された草庵を目にすることで、過酷な状況にありながらも、すばらしい遺文を書かれたことに思いをはせ、感動を新たにしました。仏教学科や大学院の方と同じ班になり、事前学修でグループワークをしたのですが、私たちの宗学的な考えとは違った視点に触れ、視野が広がりました。

先生 人は、人によって成長しますからね。研修をとおしてお互いの違いに気づき、多様な個性と触れ合うことで、親交を深めると同時に、自分自身の内面について深く知ることも、この研修の目的の一つです。宗学科では信仰を基にした学びが中心のため、ともすると視野が狭くなりがちです。ですから研修の班は、学科・学年の垣根を越えて交流できるように配慮しているのです。みなさんには学生時代に多くのことを見聞し、できるだけ見識を広めてほしいです。