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平成27年度 第3回 立正大学経済学部公開講座 開催のお知らせ

2015/10/19

歴史から人口を考える-過去にもあった「少子化」とその対策-

髙橋 美由紀 准教授 髙橋 美由紀 准教授



日 時
平成27年11月14日(土) 14:30~16:00 (開場14:00)
会 場
立正大学品川キャンパス9号館B1階9B12教室
演 題
歴史から人口を考える -過去にもあった「少子化」とその対策-
講 師
髙橋 美由紀(たかはし みゆき)准教授(立正大学経済学部)
受講料
無料
定員
100人
お申込方法
申込不要。当日先着順。
お問合せ
立正大学経済学部事務室
〒141-8602 東京都品川区大崎4-2-16
TEL.03-3492-7529  受付時間/10:00~17:00(土・日・祝日を除く)
FAX.03-5487-3350
E-Mail. eco@ris.ac.jp

講座概要
現在、日本をはじめとして、先進国では「少子高齢化」が急速に進んでいます。「少子化」は、将来の労働力不足確保の不安材料であり、「高齢化」は、年金受給が不確かになるということなどから問題視されています。しかし、歴史を振り返ってみると、実は「少子化」はまったく新しい問題というわけではありません。

本講義では、最初に現代の人口問題についてふれ、その後で「歴史人口学」について説明します。日本では人口についての詳細なデータが得られる、江戸時代の人口についてとりあげます。「人別改帳」という史料等を用いて、人口変化を観察します。そして、江戸時代に、個人が生まれて、奉公に出て働き、結婚し、子供が生まれ、亡くなる迄(ライフコース)をたどりながら、現在の私たちの生活との相違点と類似点について考えます。その上で、当時の子供の養育に関する施策「赤子養育仕法」の効果を考察します。この施策は、現在の国や地方自治体の施策とも酷似していました。
講師略歴と歴史人口学紹介
講師は、慶應義塾大学在学中に、日本の歴史人口学の第一人者である速水融(はやみ・あきら)先生から歴史人口学の指導を受け、中小都市を中心とした歴史人口学の研究をおこなっています。また、近世における女性の労働と出産・育児、そしてそれを支える施策にも関心を持って仕事をしています。

著書 『在郷町の歴史人口学』ミネルヴァ書房、2005では、現在の福島県郡山市に残存する「人別改帳」を用いて、近世に同じ二本松藩領をはじめとし、越後からも人口の流入が続き人口が増加した在郷宿場町であった郡山町について分析しています。

また、特に江戸時代の少子化対策に関しては「近世中期の人口減少と少子化対策」日本労働研究雑誌562号、2007、労働政策研究・研修機構 pp.3-12、で扱っています。

2009年から千葉県柏市の史編さん委員も務め、柏の歴史についても研究をしています。その中で柏市に残る間引き絵馬の話などもおこなってきました。

現在は総合地球環境学研究所の中塚武教授がプロジェクトリーダーを務める「高分解能古気候学と歴史・考古学の連携による気候変動に強い社会システムの探索」の近世史部門のメンバーとして歴史的な人口と気候との関係を考察するとともに、歴史人口学の拠点である麗澤大学人口家族史プロジェクト室(PFHP)を中心として、黒須里美教授がリーダーを務める「人口・経済・家族の長期的研究:多世代パネルデータベース構築」においても、共同研究員として近世人口のデータ構築・分析をおこなっています。

また、2006年から、ROCK(麗澤大学オープンカレッジ)において、古文書の講師を務め、柏市の近世史料や草双紙などにも関心を持って教えています。


歴史人口学に関しては、速水融先生の『歴史人口学の世界』2012、岩波現代文庫がお薦めです。

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