立正大学におけるAPの取り組み

タブレットPCを利用した双方向教育

タブレットPCを利用した双方向教育

教員による知識伝達を行う「講義」とは異なり、学生による様々な発言を採り入れながら進行する授業を双方向授業といいます.今までの双方向授業では、リアクションペーパーと呼ばれる紙の配布、学生による記入と回収という方法や実際に指名をして発言させるという方法をとっていました.リアクションペーパーの配布による方法では、学生の発言をリアルタイムで授業に反映させることは難しく、実際に発言させる方法は、発言を引き出すことの難しさや、大人数授業での活用の難しさなどの問題点がありました.タブレットPCを用いることによって、授業参加者すべての発言を収集、リアルタイムでの提示が可能となり、スムーズで実際的な双方向授業を行うことができます.本プログラムでは、様々な講義環境での双方向授業の実現を目指します。

講義科目での双方向授業

講義科目で実際に行うタブレットPCを用いた双方向授業には、いくつかの展開場面があります.第1に、課題の提示とそれに対する解答や予想・仮説の収集です.第2に、カラー教材や動画の配布です.第3に、配布教材や学生が準備した資料に基づく作業と作業結果の回収です.第4に、これらの解答や結果などを比較することによる授業展開です.ほかにも、様々な場面での利用が可能になると考えられます。

タブレットPCを用いた双方向授業の様子

学生による発言の収集とディスカッション

授業に参加しているすべての学生の発言や作業結果をリアルタイムで収集することができます.大学の講義は初等・中等教育よりも一般にクラス規模が大きく、多くの学生に発言機会を与えることは困難でしたが、この方法ではそれが容易となります.学生の発言や作業結果には様々なものがありますので、それを分類・比較して提示することにより、疑似ディスカッションを行うことができます.学生はほかの学生の発言や作業結果を見ながら、自らの結果を評価することができます。

解答の例示と解説

今までの講義では、「すでに明らかになった正しいこと」や「事実」のみが語られましたが、様々な発言を授業中に評価することにより、「解答中にどのような誤りがあったか」や「正しいことに至るためにどのようなことを考えればよいのか」など、考えるプロセスをリアルタイムで提示することができます.また、「間違った解答に至るプロセス」の解説を行うことができます.さらに、教員が思いもつかなかった「誤り」や「おもしろい発想」を教員が見つけ出すことにより、授業の幅が広がります。

カラー教材と動画の活用

今までの教材・資料は、教科書に示された教材・資料の利用、紙に印刷した資料の配付または、パワーポイントによる提示に限られました.前二者は手元に残るという利点はありますが、独自のカラー教材の配布は実際上困難であり、動画の利用はできませんでした.また、後者は手元で見ることができない、手元に残らないという難点があります.タブレットPCを用いた授業では、写真を含むカラー教材や動画を配布することができ、それを手元で拡大縮小しながら見ることができるという利点に加え、作業とその結果の提出をリアルタイムで行うことができます。

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